ファーストビューとは?ホームページで最初に見せるべき内容を解説
ホームページを開いた瞬間、訪問者は思っている以上に短い時間で「このサイトを見るべきか」「自分に関係があるか」「問い合わせる価値があるか」を判断しています。
その判断が行われる場所が、ファーストビューです。ファーストビューとは、Webページでスクロールせずに最初に表示される範囲のことです。ホームページでは、この最初の画面でサイトの目的や価値が伝わらないと、どれだけ本文やサービス内容を丁寧に作り込んでいても、読まれる前に離脱されてしまう可能性があります。
特に会社サイト、店舗サイト、サービスサイト、予約サイト、商品販売ページでは、ファーストビューの設計が問い合わせ数、資料請求数、無料相談数、予約数、購入数に直結します。見た目の美しさだけでなく、誰に向けたサイトで、何を提供していて、利用するとどんなメリットがあるのかを、短時間で伝えることが重要です。
この記事では、ホームページのファーストビューで最初に見せるべき内容を、SEOと成約導線の両面から整理します。デザイン担当者だけでなく、ホームページを依頼する事業者側もチェックしやすいように、実務で使える形に落とし込んで解説します。
ファーストビューとは何か
ファーストビューとは、Webページを開いたときにスクロールせずに最初に表示される範囲です。訪問者がホームページにアクセスした直後に目にする画面なので、第一印象を決める要素として非常に重要です。
ホームページでは、訪問者が「このサイトは自分に関係あるか」「続きを見る価値があるか」を短時間で判断します。そのため、ファーストビューにはスクロール前に伝えるべき核心情報を配置する必要があります。
ファーストビューで伝えるべきことは装飾ではなく判断材料
ファーストビューの役割は、単にきれいな画像を見せることではありません。訪問者が次の行動に進めるように、必要な判断材料を整理して見せることです。
具体的には、サイトの目的、何のサイトか一目で分かる説明、誰向けのサイトか、何を提供しているか、利用するメリット、強みや差別化ポイントを短く分かりやすく伝えます。
3秒で判断できる情報があるかが重要
訪問者は、細かい説明を読む前に全体の印象で判断します。そのため、3秒で判断できる情報を置くことが大切です。
「何のサービスか」「誰のためのものか」「どんな悩みを解決できるか」「次に何をすればいいか」がすぐに分かれば、15秒以内の離脱を防ぐ工夫になります。
ファーストビューで避けたい状態
- きれいな写真はあるが、何のサイトか分からない
- 英語を使いすぎた表記で、内容が直感的に理解できない
- キャッチコピーが抽象的で、利用するメリットが伝わらない
- 問い合わせや予約への導線が見つけにくい
- スマホで文字やボタンが見切れている
最初に伝えるべき核心情報
ファーストビューで最初に見せるべき内容は、訪問者が「自分に関係がある」と思える情報です。自分に関係があると感じてもらえなければ、ページの下部まで読まれる可能性は低くなります。
そのため、ファーストビューでは、サイトの価値を端的に示す情報を優先します。情報を詰め込みすぎるのではなく、目的に合った情報の絞り込みを行い、一目で理解できる構成にすることが重要です。
サイトの目的を明確にする
まず必要なのは、サイトの目的です。会社紹介なのか、問い合わせ獲得なのか、資料請求なのか、無料相談なのか、予約なのか、購入なのかによって、見せるべき内容は変わります。
たとえば、店舗サイトなら「来店予約につなげること」、士業サイトなら「相談窓口への問い合わせにつなげること」、ECサイトなら「購入につなげること」が主な目的になります。
何のサイトか一目で分かる説明を入れる
訪問者は、検索結果や広告、SNS、紹介リンクなど、さまざまな経路からホームページに訪れます。最初の画面で何のサイトか一目で分かる説明がないと、訪問者は不安を感じます。
たとえば「高松市の中小企業向けホームページ制作」「不用品回収と遺品整理の相談窓口」「美容室の予約ができる公式サイト」のように、ページの主題を端的に伝える言葉が必要です。
誰向けのサイトかを明示する
ファーストビューには、誰向けのサイトかを明確に入れると効果的です。万人向けに見せようとすると、かえって誰にも刺さらない表現になりやすいからです。
「香川県の小規模店舗向け」「はじめてホームページを作る事業者向け」「忙しくて比較検討の時間がない方向け」のように、対象者が分かる表現を入れることで、訪問者は自分ごととして受け止めやすくなります。
何を提供しているかを具体的に見せる
ファーストビューでは、何を提供しているかをあいまいにしないことが重要です。サービス名だけでは伝わりにくい場合は、提供内容を短く補足します。
たとえば「ホームページ制作」だけでなく、「集客導線まで設計するホームページ制作」と書くことで、単なる制作ではなく成果を意識したサービスであることが伝わります。
利用するメリットを短く伝える
訪問者が知りたいのは、サービス提供者が何をしているかだけではありません。利用後に得られる結果や、自分の悩み解決につながるかどうかです。
そのため、ファーストビューには利用するメリットを入れます。「問い合わせを増やす」「予約の取りこぼしを減らす」「見積もり前の不安を減らす」「購入まで迷わず進める」など、結果がイメージできる表現が有効です。
強みや差別化ポイントを見せる
競合が多い業種ほど、強みや差別化ポイントをファーストビューで伝える必要があります。価格、実績、対応スピード、専門性、地域密着、サポート体制など、他社と比較されるポイントを早めに示すことで、続きを読んでもらいやすくなります。
ファーストビューに入れたい基本情報
| 項目 | 役割 | 見せ方の例 | |
|---|---|---|---|
| サイトの目的 | 訪問者に何をしてほしいかを明確にする | 問い合わせ、資料請求、無料相談、予約、購入 | |
| 何のサイトか一目で分かる説明 | 迷いを減らす | 地域名、業種、サービス内容を組み合わせる | |
| 誰向けのサイトか | 自分に関係があると思ってもらう | 初心者向け、法人向け、店舗向け、地域向け | |
| 何を提供しているか | サービス内容を直感的に理解してもらう | 制作、相談、予約、販売、サポート | |
| td>何を提供しているか | サービス内容を直感的に理解利用するメリット | 行動する理由を作る | 時間短縮、不安解消、売上改善、問い合わせ増加 |
| 強みや差別化ポイント | 競合との違いを伝える | 実績、専門性、スピード、地域性、価格の分かりやすさ |
キャッチコピーとサブキャッチコピーの作り方
ファーストビューで最も目に入りやすいのが、メインキャッチコピーです。ここで訪問者の興味を引けるかどうかが、スクロール率やクリック率に大きく影響します。
メインキャッチコピーはひと目で伝わる言葉にする
メインキャッチコピーは、ひと目で伝わる言葉で作ることが大切です。かっこよさを優先しすぎると、何をしているサイトなのかが分かりにくくなります。
抽象的な表現よりも、ページの主題が伝わる言葉を選びましょう。端的に伝わるタイトル、短く分かりやすい見出しにすることで、訪問者の理解が早くなります。
サブキャッチコピーで補足する
メインキャッチコピーだけで伝えきれない内容は、サブキャッチコピーで補足します。誰向けのサイトか、何を提供しているか、利用後に得られる結果などを短く加えると、読み進めたくなる短いメッセージになります。
たとえば、メインキャッチコピーで悩み解決の提示を行い、サブキャッチコピーでサービス内容と対応範囲を補足すると、自然な流れになります。
キャッチコピーで意識したいこと
- シンプルなメッセージにする
- 過剰でない訴求にする
- 余計な宣伝を避けた内容にする
- 読みやすい日本語表記にする
- 英語を使いすぎない表記にする
- 「必要な情報がある」と思える要素を入れる
ブランド・ヘッダー・ナビゲーションで見せる内容
ファーストビューでは、本文エリアだけでなく、ブランド名、ロゴ、ヘッダー、グローバルナビゲーションも重要な役割を持ちます。
訪問者は、最初の画面で「どこの会社か」「信頼できそうか」「目的のページに進めるか」を無意識に確認しています。そのため、ヘッダー周りの設計はファーストビュー全体の信頼感に影響します。
ブランド名とロゴは分かりやすく配置する
ブランド名とロゴは、訪問者がサイト運営者を確認するための基本情報です。ロゴが小さすぎたり、背景に埋もれて見えにくかったりすると、信頼感が弱くなります。
ロゴはヘッダー内に配置し、スマホでもPCでも見やすいサイズに調整します。特にスマホでは、ロゴ、メニュー、CTAボタンが狭い範囲に並ぶため、情報の優先順位を明確にする必要があります。
ヘッダーには主要ページへの導線を入れる
ヘッダーには、主要ページへの導線を配置します。グローバルナビゲーションには、サービス内容、料金、実績、よくある質問、会社情報、問い合わせなど、訪問者が知りたい情報に進める項目を置きます。
ただし、選択肢を増やしすぎると迷いが生まれます。余計な選択肢を減らした導線にすることで、訪問者が迷わず次に進める案内になります。
スマホではナビゲーションより行動導線を優先する
スマホでは画面幅が限られるため、グローバルナビゲーションをすべて表示するよりも、問い合わせ、電話、予約などの行動導線を優先した方が成果につながる場合があります。
特に緊急性の高いサービスや来店予約が重要な業種では、電話番号や予約への導線を見つけやすくすることが大切です。
ヘッダー周りに必要な要素
- ブランド名
- ロゴ
- ヘッダー
- グローバルナビゲーション
- 主要ページへの導線
- 問い合わせへの導線
- 予約への導線
- 購入への導線
問い合わせ・資料請求・予約・購入につなげる導線
ファーストビューで重要なのは、訪問者に次の行動を分かりやすく示すことです。どれだけ魅力的な内容でも、次に何をすればいいか分からなければ、問い合わせや購入にはつながりません。
そのため、問い合わせへの導線、資料請求への導線、無料相談への導線、予約への導線、購入への導線を、サイトの目的に合わせて整理します。
CTAボタンは行動喚起の中心になる
CTAボタンとは、訪問者に具体的な行動を促すボタンです。申込みボタン、問い合わせボタン、資料請求ボタン、無料相談ボタン、予約ボタン、購入ボタンなどが該当します。
CTAボタンは、行動喚起の明確さが重要です。「詳しくはこちら」だけではクリック先が分かりにくい場合があります。「無料相談をする」「資料をダウンロードする」「予約空き状況を見る」「商品を購入する」のように、クリック先が分かるボタンにしましょう。
CTAの近くには補足文を置く
CTAの近くに置く補足文は、クリック率を高める重要な要素です。マイクロコピーとも呼ばれ、ボタンを押す前の不安を減らします。
たとえば「相談だけでも大丈夫です」「入力は1分で完了します」「無理な営業はありません」「空き状況だけでも確認できます」といった一言があると、クリックする理由が生まれます。
今行動すべき理由を伝える
ファーストビューでは、今行動すべき理由も重要です。ただし、過剰にあおる必要はありません。
キャンペーン情報、期間限定の特集情報、無料相談の受付枠、予約可能時間、在庫状況など、事実に基づいた情報を添えると自然です。
問い合わせ方法を明示する
問い合わせ方法の明示も重要です。フォーム、電話番号、メール、LINE、チャット、来店予約など、どの方法で連絡できるのかが分かると、訪問者は安心して次に進めます。
特に電話での問い合わせが多い業種では、電話番号、営業時間、対応可能時間、相談窓口の案内を分かりやすく表示しましょう。
ファーストビューに配置したい行動導線
- 問い合わせへの導線
- 資料請求への導線
- 無料相談への導線
- 予約への導線
- 購入への導線
- 申込みボタン
- CTAボタン
- フォーム
- 電話番号
- アクセス情報
- 営業時間
- 対応可能時間
- 相談窓口の案内
- 問い合わせ方法の明示
興味を引くビジュアルの選び方
ファーストビューでは、興味を引くビジュアルが重要です。ビジュアルは、文章よりも先に視線を集めるため、サービスの印象や世界観を一瞬で伝える役割があります。
ただし、見た目が美しいだけの画像では不十分です。メインビジュアル、アイキャッチ画像、写真、動画、イラストなどは、サイトの目的や訪問者の悩みに合っている必要があります。
メインビジュアルはサービス内容と一致させる
メインビジュアルは、ファーストビューの中心になる画像です。業界やサービスを象徴する画像を使うことで、訪問者は直感的に内容を理解できます。
たとえば、店舗サイトなら実際の店内やスタッフ写真、士業サイトなら相談シーン、ECサイトなら商品写真、SaaSやWebサービスならサービス画面のスクリーンショットが効果的です。
実際の利用シーン画像は理解を助ける
実際の利用シーン画像は、訪問者が利用後のイメージを持つために役立ちます。サービスを使うと何が変わるのか、どんな場面で役立つのかが伝わるからです。
特に無形サービスでは、言葉だけで価値を伝えるのが難しいため、写真やイラスト、動画を活用して、利用するメリットや利用後に得られる結果を視覚化すると効果的です。
画像の文字埋もれと見切れに注意する
ファーストビューでは、文字と背景の見やすいコントラストが必要です。文字が画像に埋もれない工夫をしなければ、せっかくのメインキャッチコピーが読まれません。
また、スマホでも見切れない配置、PCでも見やすい配置を考える必要があります。被写体が中央に来る画像配置にしておくと、画面サイズに合わせた表示でも重要な部分が切れにくくなります。
ファーストビューで使えるビジュアル要素
- 興味を引くビジュアル
- メインビジュアル
- アイキャッチ画像
- 写真
- 動画
- イラスト
- サービス画面のスクリーンショット
- 実際の利用シーン画像
- 商品写真
- 業界やサービスを象徴する画像
- 会社やブランドの世界観
信頼性を示す要素の入れ方
ファーストビューでは、信頼性を示す要素も重要です。訪問者は、サービス内容に興味を持ったとしても、「この会社に頼んで大丈夫か」「本当に実績があるのか」「他の人も利用しているのか」を確認したくなります。
その不安を早い段階で減らすために、実績やレビュー、導入企業ロゴなどの信頼を補強する補助情報を配置します。
実績は数値で見せると伝わりやすい
実績は、できるだけ数値で分かる根拠として見せると説得力が高まります。利用者数の実績、レビュー件数、顧客満足度、完売実績、導入社数、施工件数、相談件数など、具体的な数字は信頼を補強します。
ただし、数字を大きく見せようとして誇張するのは逆効果です。事実に基づいた情報を、過剰でない訴求として見せることが大切です。
権威付けは業種に合わせて使う
業種によっては、権威付けが有効です。受賞歴、メディア掲載実績、医師の推薦、専門家の監修、資格、認定などは、訪問者の安心材料になります。
医療、健康、美容、法律、金融、住宅、特殊清掃など、信頼性が重視される分野では、ファーストビュー内またはファーストビュー直下に権威付けを配置すると効果的です。
導入企業ロゴやレビューは視覚的に伝わりやすい
導入企業ロゴやレビュー件数は、視覚的に信頼を伝えやすい要素です。特にBtoBサービスでは、導入企業ロゴがあるだけで「他社も使っている」という安心感につながります。
ECサイトや予約サイトでは、レビュー件数や評価、利用者の声が行動の後押しになります。
信頼性を示す要素一覧
- 信頼性を示す要素
- 実績
- 導入企業ロゴ
- レビュー件数
- メディア掲載実績
- 顧客満足度
- 受賞歴
- 権威付け
- 医師の推薦
- 利用者数の実績
- 完売実績
- 数値で分かる根拠
- 信頼を補強する補助情報
価格・料金・サービスの流れの見せ方
ファーストビューで価格や料金をどこまで見せるべきかは、業種によって変わります。ただし、訪問者が知りたい情報として、価格の目安や料金情報は非常に重要です。
価格を完全に隠すと、訪問者は「高そう」「問い合わせないと分からないのは面倒」と感じることがあります。可能であれば、ファーストビュー内または直下で価格の目安を伝えると、離脱を防ぎやすくなります。
価格の目安は不安を減らす
価格の目安があると、訪問者は検討しやすくなります。たとえば「月額〇円から」「初期費用〇円」「相談無料」「見積もり無料」などの情報は、問い合わせ前の不安を減らします。
料金情報を細かくすべて載せる必要はありませんが、最低限の目安や相談しやすさは伝えた方が親切です。
サービスの流れを見せると次の行動が分かる
サービスの流れや申し込みまでの手順も、訪問者が知りたい情報です。問い合わせ後に何が起こるのか分からないと、行動しにくくなります。
「問い合わせ」「ヒアリング」「見積もり」「契約」「作業開始」「納品」のように流れが見えると、迷わず次に進める案内になります。
更新性の高い情報は新鮮さを伝える
お知らせの存在、特集情報、キャンペーン情報など、更新性の高い情報は、サイトがきちんと運用されている印象につながります。
ただし、古いお知らせが放置されていると逆効果です。サイトの更新内容が分かる要素を置く場合は、最新情報が管理されている状態を保ちましょう。
価格・流れ・更新情報で見せたい要素
- 価格の目安
- 料金情報
- サービスの流れ
- 申し込みまでの手順
- 迷わず次に進める案内
- 関連ページの一部表示
- 更新性の高い情報
- お知らせの存在
- 特集情報
- キャンペーン情報
- サイトの更新内容が分かる要素
スマホでもPCでも見やすいレイアウト
ファーストビューは、デザインの美しさだけでなく、画面上での見やすさが重要です。特に現在はスマホからのアクセスが多いため、スマホでも見切れない配置が必須です。
PCでは見やすくても、スマホで文字が小さい、ボタンが押しにくい、画像の重要部分が切れる、CTAが下に隠れるといった状態では、成果につながりにくくなります。
主要情報が見えるレイアウトにする
ファーストビューでは、主要情報が見えるレイアウトを意識します。メインキャッチコピー、サブキャッチコピー、CTAボタン、信頼性を示す要素、ビジュアルの優先順位を整理し、視線の流れを作ります。
情報をすべて大きく見せようとすると、逆に分かりにくくなります。最も伝えたい内容を中心に置き、補足情報は自然に読める位置へ配置します。
画面サイズに合わせた表示を前提にする
ファーストビューは、PC、タブレット、スマホで見え方が変わります。そのため、画面サイズに合わせた表示を前提に設計する必要があります。
スマホでは縦長になるため、メインコピー、補足文、CTA、信頼性の順番を明確にすると見やすくなります。PCでは左右分割にして、左側にコピーとCTA、右側にメインビジュアルを置く構成もよく使われます。
余計なアニメーションは避ける
ファーストビューに余計なアニメーションを入れすぎると、表示速度や読みやすさに悪影響が出る場合があります。動きのある表現は目を引きますが、重要な情報が伝わる前に離脱される原因にもなります。
特にトップのカルーセルに頼りすぎない構成が大切です。カルーセルは複数情報を見せられる反面、訪問者が2枚目以降を見るとは限りません。最も重要なメッセージは、1枚目に必ず入れるべきです。
レイアウトで確認したい項目
- 主要情報が見えるレイアウト
- スマホでも見切れない配置
- PCでも見やすい配置
- 画面サイズに合わせた表示
- 画面上での見やすさ
- 文字と背景の見やすいコントラスト
- 文字が画像に埋もれない工夫
- 被写体が中央に来る画像配置
- 余計なアニメーションを避けた構成
- カルーセルに頼りすぎない構成
離脱を防ぐコピーとマイクロコピー
ファーストビューの文章は、長く書けば良いわけではありません。大切なのは、訪問者が直感的に理解できる情報を、短く分かりやすく配置することです。
訪問者は、じっくり読む前に「見るか、戻るか」を判断します。そのため、離脱を防ぐ材料をファーストビュー内に入れる必要があります。
「自分に関係がある」と思える要素を入れる
ファーストビューの文章には、「自分に関係がある」と思える要素を入れましょう。地域、業種、悩み、目的、状況が具体的だと、訪問者は自分ごととして読みやすくなります。
たとえば「香川県の店舗向け」「予約が増えない美容室へ」「ポータルサイト依存を減らしたい不動産会社へ」のように、対象者が明確なほど反応は高まりやすくなります。
「必要な情報がある」と思える要素を入れる
訪問者は、自分の疑問に答えてくれそうなサイトを読み進めます。そのため、ファーストビューでは「必要な情報がある」と思える要素を示すことも重要です。
料金、実績、サービス内容、対応エリア、相談方法、よくある質問、申し込み手順など、訪問者が知りたい情報への導線を見せることで、スクロールを促す要素になります。
マイクロコピーでクリックする理由を補足する
CTAボタンの近くには、マイクロコピーを置きましょう。マイクロコピーは、ボタンを押す直前の不安を減らし、クリックする理由を補足する短い文章です。
「無料で相談できます」「24時間受付」「最短当日対応」「入力はかんたん」「しつこい営業はありません」など、行動前の心理的なハードルを下げる表現が有効です。
コピーで意識したい要素
- 端的に伝わるタイトル
- 短く分かりやすい見出し
- 第一印象を決める要素
- 離脱を防ぐ材料
- 「自分に関係がある」と思える要素
- 「必要な情報がある」と思える要素
- 行動喚起の明確さ
- クリック先が分かるボタン
- CTAの近くに置く補足文
- マイクロコピー
- クリックする理由
- 今行動すべき理由
- 余計な選択肢を減らした導線
ファーストビュー直下に置くと効果的な情報
ファーストビューですべてを伝えようとすると、情報が詰まりすぎて読みにくくなります。そのため、ファーストビューでは核心情報を伝え、直下に補足情報を置く構成が効果的です。
スクロールを促す要素を置く
ファーストビューの下には、スクロールを促す要素や下部コンテンツへの導線を入れると、次の情報へ自然に進めます。
たとえば、実績、料金、サービスの流れ、事例、よくある質問、関連ページの一部表示などを、ファーストビュー直下に配置すると、訪問者の興味を保ちやすくなります。
悩み解決の提示を行う
ファーストビュー直下では、訪問者の悩みを整理し、その悩みをどう解決できるかを伝えると効果的です。
「問い合わせが少ない」「予約が取りこぼされている」「価格が分からず相談しにくい」「どのサービスを選べばよいか分からない」といった悩みに対して、具体的な解決策を見せることで、本文へ読み進めてもらいやすくなります。
下部コンテンツへの導線を整理する
ファーストビュー直下には、下部コンテンツへの導線を置くことも有効です。サービス詳細、料金、実績、申し込み手順、FAQなど、訪問者が次に知りたい情報へ進めるようにします。
直下に置くと効果的な情報
- スクロールを促す要素
- 下部コンテンツへの導線
- 利用後に得られる結果
- 悩み解決の提示
- 関連ページの一部表示
- ユーザーが知りたい情報
- 顧客目線の情報
- 直感的に理解できる情報
目的別に見るファーストビューの優先順位
ファーストビューに入れる要素は、サイトの目的によって優先順位が変わります。問い合わせに直結する情報、資料ダウンロードに直結する情報、予約に直結する情報、購入に直結する情報は、それぞれ見せ方が異なります。
問い合わせ獲得を目的にする場合
問い合わせ獲得を目的にする場合は、サービス内容、対象者、悩み解決、実績、問い合わせ方法を分かりやすく見せます。
CTAボタンは「無料相談する」「問い合わせる」「見積もりを依頼する」など、行動が明確な文言にします。電話番号や対応可能時間も見える位置に配置すると、緊急性のある訪問者に対応できます。
資料請求を目的にする場合
資料請求を目的にする場合は、資料をダウンロードするメリットを明確にします。資料請求への導線だけでなく、「何が分かる資料なのか」「無料で請求できるのか」「入力にどれくらい時間がかかるのか」を補足します。
予約を目的にする場合
予約を目的にする場合は、予約への導線を最優先にします。空き状況、営業時間、対応可能時間、アクセス情報、予約方法を分かりやすく配置すると、予約までの迷いが減ります。
購入を目的にする場合
購入を目的にする場合は、商品写真、価格の目安、料金情報、レビュー件数、完売実績、購入への導線を見せます。購入ボタンの近くには、送料、配送、返品、支払い方法などの不安を減らす情報を補足すると効果的です。
| 目的 | 優先して見せる内容 | CTA例 |
|---|---|---|
| 問い合わせ | 問い合わせに直結する情報、電話番号、フォーム、相談窓口の案内 | 無料で相談する |
| 資料請求 | 資料ダウンロードに直結する情報、資料内容、入力の簡単さ | 資料を請求する |
| 予約 | 予約に直結する情報、営業時間、対応可能時間、アクセス情報 | 予約空き状況を見る |
| 購入 | 購入に直結する情報、商品写真、料金情報、レビュー件数 | 商品を購入する |
ファーストビューでよくある失敗例
ファーストビューの失敗は、見た目の問題だけではありません。伝える順番や情報量を間違えることで、訪問者が判断できずに離脱してしまいます。
何のサイトか分からない
最も多い失敗は、何のサイトか一目で分からない状態です。抽象的なメインキャッチコピーや雰囲気重視の写真だけでは、訪問者は内容を理解できません。
ファーストビューでは、ページの主題をはっきり示し、サイトの目的が伝わるようにしましょう。
CTAが見つからない
問い合わせ、予約、購入などの行動導線が見つからないと、訪問者は次に進めません。CTAボタンは、目立つ位置に配置し、クリック先が分かるボタンにする必要があります。
情報を詰め込みすぎている
信頼性、料金、実績、サービス内容、キャンペーン情報などをすべてファーストビュー内に詰め込みすぎると、かえって分かりにくくなります。
目的に合った情報の絞り込みを行い、ファーストビューでは最重要情報に集中しましょう。
カルーセルに頼りすぎている
複数の画像をスライド表示するカルーセルは便利ですが、訪問者がすべてのスライドを見るとは限りません。最も重要な情報が2枚目以降にあると、見られないまま離脱される可能性があります。
ファーストビューでは、カルーセルに頼りすぎない構成にし、1画面目でサイトの価値を端的に示す情報を伝えることが大切です。
ファーストビュー制作チェックリスト
最後に、ホームページのファーストビューを作るときに確認したい項目を整理します。制作前の構成確認、公開前のチェック、リニューアル時の改善点洗い出しに使えます。
基本情報のチェック
- ファーストビューとは、Webページでスクロールせずに最初に表示される範囲であることを理解して設計している
- サイトの目的が明確になっている
- 何のサイトか一目で分かる説明がある
- 誰向けのサイトかが分かる
- 何を提供しているかが分かる
- 利用するメリットが伝わる
- 強みや差別化ポイントが伝わる
- ページの主題が分かる
コピーのチェック
- メインキャッチコピーが分かりやすい
- サブキャッチコピーで内容を補足している
- 読み進めたくなる短いメッセージになっている
- ひと目で伝わる言葉を使っている
- 端的に伝わるタイトルになっている
- 短く分かりやすい見出しになっている
- シンプルなメッセージになっている
- 過剰でない訴求になっている
- 余計な宣伝を避けた内容になっている
- 読みやすい日本語表記になっている
- 英語を使いすぎない表記になっている
ブランドとナビゲーションのチェック
- ブランド名が見える
- ロゴが見える
- ヘッダーが整理されている
- グローバルナビゲーションが分かりやすい
- 主要ページへの導線がある
- 余計な選択肢を減らした導線になっている
CTAと問い合わせ導線のチェック
- 問い合わせへの導線がある
- 資料請求への導線がある
- 無料相談への導線がある
- 予約への導線がある
- 購入への導線がある
- 申込みボタンが分かりやすい
- CTAボタンが目立つ
- フォームへの導線がある
- 電話番号が分かりやすい
- アクセス情報が確認できる
- 営業時間が分かる
- 対応可能時間が分かる
- 相談窓口の案内がある
- 問い合わせ方法の明示がある
- 行動喚起の明確さがある
- クリック先が分かるボタンになっている
- CTAの近くに置く補足文がある
- マイクロコピーがある
- クリックする理由が分かる
- 今行動すべき理由が分かる
ビジュアルのチェック
- 興味を引くビジュアルがある
- メインビジュアルがサービス内容と合っている
- アイキャッチ画像が分かりやすい
- 写真が目的に合っている
- 動画を使う場合は重くなりすぎていない
- イラストが内容理解を助けている
- サービス画面のスクリーンショットが必要に応じて使われている
- 実際の利用シーン画像がある
- 商品写真が分かりやすい
- 業界やサービスを象徴する画像になっている
- 会社やブランドの世界観が伝わる
- 被写体が中央に来る画像配置になっている
信頼性のチェック
- 信頼性を示す要素がある
- 実績が分かる
- 導入企業ロゴが必要に応じて表示されている
- レビュー件数が分かる
- メディア掲載実績がある
- 顧客満足度が分かる
- 受賞歴がある
- 権威付けがある
- 医師の推薦など、業種に合った推薦情報がある
- 利用者数の実績が分かる
- 完売実績が必要に応じて表示されている
- 数値で分かる根拠がある
- 信頼を補強する補助情報がある
価格・流れ・更新情報のチェック
- 価格の目安が分かる
- 料金情報への導線がある
- サービスの流れが分かる
- 申し込みまでの手順が分かる
- 迷わず次に進める案内がある
- 関連ページの一部表示がある
- 更新性の高い情報がある
- お知らせの存在が分かる
- 特集情報がある
- キャンペーン情報がある
- ユーザーが知りたい情報が見つけやすい
- 顧客目線の情報になっている
- 直感的に理解できる情報になっている
- サイトの更新内容が分かる要素がある
レイアウトと表示のチェック
- 主要情報が見えるレイアウトになっている
- スマホでも見切れない配置になっている
- PCでも見やすい配置になっている
- 画面サイズに合わせた表示になっている
- 画面上での見やすさがある
- 文字と背景の見やすいコントラストがある
- 文字が画像に埋もれない工夫がある
- 余計なアニメーションを避けた構成になっている
- カルーセルに頼りすぎない構成になっている
- 一目で理解できる構成になっている
離脱防止と成果導線のチェック
- 第一印象を決める要素が整理されている
- 離脱を防ぐ材料がある
- 「自分に関係がある」と思える要素がある
- 「必要な情報がある」と思える要素がある
- サイトの価値を端的に示す情報がある
- 3秒で判断できる情報がある
- 15秒以内の離脱を防ぐ工夫がある
- スクロール前に伝えるべき核心情報がある
- 問い合わせに直結する情報がある
- 資料ダウンロードに直結する情報がある
- 予約に直結する情報がある
- 購入に直結する情報がある
- 目的に合った情報の絞り込みができている
- スクロールを促す要素がある
- 下部コンテンツへの導線がある
- 利用後に得られる結果が分かる
- 悩み解決の提示がある
まとめ
ホームページのファーストビューは、訪問者が最初に見る場所であり、第一印象と行動を大きく左右する重要なエリアです。
大切なのは、見た目を派手にすることではありません。サイトの目的、何のサイトか一目で分かる説明、誰向けのサイトか、何を提供しているか、利用するメリット、強みや差別化ポイントを、短く分かりやすく伝えることです。
さらに、問い合わせへの導線、資料請求への導線、無料相談への導線、予約への導線、購入への導線を整理し、CTAボタンやフォーム、電話番号、営業時間、アクセス情報などを迷わず見つけられるように配置する必要があります。
ビジュアル面では、興味を引くメインビジュアルやアイキャッチ画像、写真、動画、イラスト、サービス画面のスクリーンショット、実際の利用シーン画像、商品写真などを適切に使い、会社やブランドの世界観を伝えます。
また、実績、導入企業ロゴ、レビュー件数、メディア掲載実績、顧客満足度、受賞歴、権威付け、医師の推薦、利用者数の実績、完売実績、数値で分かる根拠などを入れることで、信頼性を高められます。
ファーストビューは、3秒で判断できる情報と、15秒以内の離脱を防ぐ工夫を両立させる場所です。スクロール前に伝えるべき核心情報を整理し、訪問者が「自分に関係がある」「必要な情報がある」と感じられる構成にすることで、問い合わせ、資料請求、予約、購入につながりやすいホームページになります。
まずは、今のホームページをスマホとPCの両方で開き、最初の画面だけを見てください。その画面だけで、何のサイトか、誰向けか、何を提供しているか、次に何をすればよいかが分かるかを確認することが、ファーストビュー改善の第一歩です。